半農×半ピラティス通信
『コンディショニング』 2021.3.7.
「運動したほうがいいのはなんとなく解るけど、なかなか始められない、続かない」ということ、よくありますよね。理由はたくさん思い浮かびます。
回数とか歩数とかに縛られて、身体を動かすことが義務のような気分になってしまうとか。
運動の、競い合ったり他人との優劣のイメージ、苦手意識がハードルになったり。
日常的に動いていなかった身体は、何をするにしても始めるのがなにしろ億劫で、痛みを抱えていれば尚のこと。
忙しくて時間がない、元気が出たらやれるはず、ひとりではなかなか続けられない、そもそも何に効果があるのかわからない、など…
以前の私も、そうでした。仕事が忙しくて、運動の時間なんてとっている暇がない。いろいろと理由をつけた「運動ゼロ」状態、40代からはそのツケであらゆる不調が現れて、40代終わりには仕事を辞めなければならないほどでした。自分の身体を顧みず、整えようともせず、自分の身体を過信した末の結果でした。
そうなって初めて、私は『運動』というよりも、自分の身体を丁寧に扱うこと、よい状態に整えること=『コンディショニング』が必要なことを痛感したのです。そして、私はピラティスを選び、変化した「今」があります。
最近のレッスンで、私は当時の不健康極まりない今より体重10kg増しの写真をお見せして、自分の悪しき教訓と『コンディショニング』がもたらす恩恵をお話しています。写真を見ると、皆さん一瞬息を呑みます(^^;)
そして、ピラティスによって血行が良くなって身体が暖かく緩んでいったり、筋肉がチカラを発揮しだす感覚、体内循環が活発になっていく感覚、呼吸が深くなって意識が集中していく感覚、エクササイズ前後の身体の動きの変化などをじっくり体感していただいています。コツコツと長く継続してくださっている方ほど、その変化と恩恵を受け取ってくださっていると強く感じます。
『コンディショニング』は、アスリートやパフォーマーなど身体のプロフェッショナルだけが必要なのではなく、すべての方々にとって自分を大切に丁寧に整えるための行為&時間なのです。
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