半農×半ピラティス通信
『始まりの終わり』 2024.6.7.
皆さま、お久しぶりです。なんと約2年ぶりの投稿です!
じつは、4月23日より5月9日まで、アメリカ・テキサス州ヒューストン郊外にある米国内でも歴史あるカイロプラクティック大学、Text Chiropractic Collegeというところで17日間の研修に参加してきました。解剖学、神経学、カイロ技術、そして日本では学ぶことのできない解剖実習など様々なカリキュラムを受講しました。学ぶことのダイナミズムと楽しさを存分に味わった、本当に刺激的な17日間でした。
なんといっても解剖学講義と解剖実習は最大の学びとなりました。カリキュラムの半分を占めていて、ここまでさせていただけるのかと思うほどのボリュームであり、本当に驚くべき経験でした。
初めてご献体と対面した日、しばらくその方の人生に思いを馳せました。今、この目の前にいる方はどんな方で、ご家族とどんな人生を歩んだんだろう、解剖学や医療の未来のためにご自身を捧げることをどんな気持ちで思い描いて決意されただろう? 本当に貴重な価値ある学びを与えていただいているのだと痛感しました。こうした方々の志に誠心誠意向き合って、隅々まで学び尽くさなければと肝に銘じました。実習は緊張の連続でしたが、すべてをこの手で行った実感、掌に乗せて感じた臓器の重みは、一生忘れません。
そして、カイロプラクティックのアジャスト(矯正)技術、筋膜リリースやテーピングなどリハビリ技術、運動療法のマッスルワークなど、本当にすべてが充実した日々でした。
カイロプラクティックの本場であるアメリカまで来て、私のやっていることはここにつながっているんだということを強く実感しました。さまざまな場面で愛情深くご指導くださったTCCの先生方、運営に携わった皆様、そして全国から集まった受講生の皆様との出会いに、心から感謝しています。またここに学びに戻ってきたい、もうそんな気持ちでいます。
カイロと出会ってからのこれまでは、まず私自身がその本質を理解するために必要な時間でもありました。階段を一段ずつ上がるほどに、大きく視界が広がっていきます。今回のアメリカ研修は、私にとっての「始まりの終わり」、真の健康を伝えていくカイロプラクター、そしてピラティスインストラクターとしての、ここからが本当の意味での始まりなのかもしれません。
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