半農 × 半ピラティス通信
『没頭』 2022.3.9.
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。去年4月始めに「ピラティス&カイロプラクティックSusaki」オープン間近、と投稿して以来、瞬く間に時が過ぎて、なんと年も改まってしまって、もう3月になっていました。新年のご挨拶もせず音信不通状態、どうぞお許しください。
おかげさまで、この一年をかけてピラティスとカイロプラクティックを両輪とした活動が定着しました。午前中は運動指導者、午後はカイロプラクターとして二刀流、というよりは二足草鞋!的歩みですが、様々な人たちとの関わりの中でいろんなことを経験し、私なりに掲げた役割を果たそうと日々を過ごしています。
カイロの臨床技術や知識は佐渡や新潟の先生からご指導を受けています。毎月の勉強会や島内カイロ教室でも経験を積む機会をいただき、とにかく実践していきましょうと背中を押してもらっています。一緒に学んでいる先生方は平均年齢30歳前半。前途洋洋と前向きな仲間に大いに刺激を受ける私は、アラカンです。
また、縁あって福岡の理学療法士の先生方のもとでも学んでいます。
その講座には全国の現役の治療家の方々が集まっています。最初の頃は、専門用語についていくのもメモをとるのも必死でした。先生曰く「学びを定着させるには、自分の考えをアウトプットすることが大切」というわけで質問攻めにあいます。毎回、画面越しに「○○○○は、さてどうなりますか?では… 洲﨑先生!」と呼びかけられます。ギクッ!長い沈黙…そして心細げに「○○でしょうか…」先生は満面の笑みで「そうですねっ!」間違ったら「お~っと…?」。そんな感じで反復しつづけるうちに脳に刷り込まれていきます。おかげさまで最近は、例えるなら「英会話で英語が聞こえるようになってきた」そんな感じになりつつあります。
とにかくカラダのことを知りたい!と過ごしてきました。離島にいても、どんなジャンルでも、どんな遠くの方からでも学べるオンライン時代に感謝です。こんなふうに没頭する面白さを学生時代に知りたかった… でも今こそが、私の人生で何かに没頭するタイミングなんでしょう。
去年の2月頃、こんなことを書いていました。
「ピラティスを通じて身体のことに関わり始めて6年。これまでの経験をカイロプラクティックでも活かしてみよう、自分の手が生み出すものと向き合ってみよう。でも、具体的になっていくほどに、イメージの中で期待と不安が頭を過る。
遠くにある理想を目指して飛び上がろうとするよりも、足元で日々少しずつ伸びる『たけのこ』を毎日飛び越えよう。たけのこが成長した分、いつの間にかジャンプ力が身についている。自分の実力と今できることをまっすぐに受け入れること。「今の自分」というスタートラインからしか始まらないのだと。」
足下のたけのこは、きっと去年より伸びていて、面白がって没頭しているうちに飛び越える筋力が少しはついてきたかもしれません。
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